お直し代はいただけますか?
世間では明日から3連休です。
...関係ねぇな。ひたすら縫う日々だ。
今、会社員時代より休みは少ないと思います。
ちなみに会社員時代最高出勤日数は310日。(休みは55日)
世間のみなさま、ハンドメイドは楽して儲かりませんよ。(やりがいはあります。)
本日、委託店のオーナー様からお電話がありました。
『先日納品してもらったワンピースの身頃を縫いこんでもらえますか?』とのこと。
件のワンピースは委託店に来られるお客様がスレンダーな方なので前回納品したものより一回り小さいサイズでネイビーで夏素材とご要望にお応えしたものです。
型紙を新たに作ること、色と素材が指定されたことで値段を上げたかったのですが初期のころからお世話になっているのでイベント価格以下でお受けしました。
生地を買いに行く時間はないので手持ちの高いリネンを使用。儲かりません。
お電話の向こうには試着されたお客様がいるようです。
「どのくらい縫いこむのですか?」
『私はそのままでもいいと思うのだけれど、ウェストのところを1cm。』
1cm?...こだわる人だな。
「そうすると全体で4cm小さくなりますね」
『そうですね』
「縫いこむことはできます。それでお直し代はいただけますか?」
『...。いくらですか?』
おい、一瞬間があったぞ?
(タダだと思ったのか?)
「○○○○円です」(アルバイトの時給2時間分くらい)
『わかりました。直すときはまた電話します』
あれから電話がありません。(かかってきたのが午前中)
あのね、そこに取りに行ってお直ししてまた持って行くの。
1往復で1時間はかかるの。2往復するの。技術料ではないのです。
業者のお直し代は倍以上します。(お客様が持ち込む前提)
これでお客様がキャンセルされても構わない。小さいサイズですがイベントではたまに小さいサイズを希望する方がいるし。
サイズにこだわって作りたいのであればフルオーダーのお店をどうぞ。
市内には1軒あります。細部まで採寸し仮縫いをして満足のいくものになるでしょう。
ただし今回のワンピースの10倍以上の価格(工賃のみ)になりますが。