これ(既製品)と同じものを作ってと言われました。
イベント中心に活動してます。
今のペースになって1年くらい。
それまではイベントの数も少なく委託店も2店舗くらい。
ある日委託店のオーナー様からご友人がバックを
作ってほしいとのことで紹介していただきました。
既製品のトートバックを持参され
「これと同じサイズで外側に携帯入れるポケットを付けてほしい」
とのご注文です。布はお客様がご用意。
(手芸店でバックを測ってもらったようでギリギリの用尺。持ち手もギリギリ)
内ポケットのサイズも〇cmときっちりと決めました。
現物にはないフラップポケットです。(ふたにマジックテープを付ける)
まずは既製品のバックを測り型紙を作る。
作り始めたら内ポケットの布が足りず
自前の布を隠れた場所に継ぎ足したりと、そんなこんなで完成。
お渡しすると喜ばれ、始めたばかりで自分の作ったものに
報酬を戴き嬉しかったです。
次に注文されたのは収納ポケットたっぷりのバック。
(画像ナシのブログのはずでしたが載せた方が早い)
完成したのがコレ ↓
これもお客様のご用意した布です。
型紙作ったらこんなに。
同じような形が多いですが微妙にサイズが違います。
用尺ギリギリなので型紙をパーツごとにきっちり作りました。
既製品と同じ形なら買った方が早くね?
この形ってよく見かけるしお手軽価格でしょ。
(ニッキュッパッくらいかと)
このバックの報酬4000円。
ご満足いただけました。
次はお仕事に着て行かれてるトップス。
半袖ポロシャツのような感じで襟がスタンドカラーで前ファスナーあき。
後ろ身頃の丈を前身頃より5cm長くし両脇にスリットを入れる。
ボーダーなので柄合わせあり。(変則ボーダー)
打ち合わせをしポケットは少しカーブを付けるためその場で製図。
そのほかの細かな点を決める。
「ここはこうした方が簡単で早くできます」
『それは作り手の都合よね』ヒイィィィ!!!!(゚ロ゚ノ)ノその通りでございます。
実物を測り型紙をおこす。完成し、ご試着。
『襟の収まりが悪い』(T△T)
襟のやり直しをして後日お渡ししました。
この服の報酬5000円。
高いとか妥当と思われる方もいるのかな?
今このお客様とはご縁がありません。
思い返せば始めたばかりで仕事が欲しくて
経験がないから打ち合わせの前に実物も見ずに適当に報酬を決めてました。
高くして断られるのも怖かった。
(その金額で請け負った以上お客様のご要望に応えるのは当たり前だと思います)
作ってみて工程の多さに驚き
やはり既製品は大量生産で効率よくできていると実感。
その後イベント中心になり自分が用意したものが売れるようになりました。
なので「これと同じものを作って」は2度とできません。
楽しくないし。
既製品を買ってください。